すみれぐみ~1年間を振り返って~

・2歳児が1歳児を気にかけお世話したり、1歳児が2歳児の遊びを真似したりといい刺激になっていた。グループでの仲間意識が強く、2歳児が1歳児の手を引くなどの縦の関係も深まった。

・わらべうたや絵本が好きな子どもが多く、集中してみることができていた。

・子ども達の仲が良く声を掛け合ったり、誘い合ったりして遊ぶ姿がみられた。

・園内研修を行い早い段階でクラスの改善点に気づくことができた。

・戦いごっこが好きな子どもが多く、激しくなってくるときは、友達にあたると危ない事をその都度伝えていった。

【年間カリキュラムの振り返り】

◎絵画・造形あそび

・絵の具遊びではゆっくりと絵の具に触れる時間を取ることで、制作に集中することができた。

・氷、寒天などの様々な感触の物で遊ぶことで、色々なものに躊躇せず触れるようになった。

・季節の写真や季節の制作を飾ることで、子ども達のも興味を示し季節を感じることができた。

◎運動あそび

・運動場あそびを多く取り入れたため、山登りをする事が多く、1歳児の足首も柔らかくなり転びにくくなったように思う。

・とび箱の高さを徐々に高くしたことで、ジャンプへの恐怖心が減った。

・ボール、鉄棒、縄跳びをもっと取り入れたかった。

◎音楽あそび

・楽器あそびがあまりできなかった。

・体を動かすことが大好きなこどもが多かったため、リズムあそびやわらべうたをたくさん取り入れた。

◎食育

・2歳児は夏野菜、冬野菜の種まきや収穫をする事で野菜に興味を示していた。1歳児はその様子を見学することで次年度への期待や野菜への興味関心が出ていた。

・食事中は1対3(保育士対子ども)で丁寧に関わることでマナーもしっかりと伝えることができた。お箸は無理をせず、スプーンと併用しながら進めていった。

・アレルギー除去の対策として、誤食防止の対策を徹底した。拾って食べることのないよう、掃除を徹底し、給食時に近づいてくることを防ぐ工夫をした。

・苦手な食べ物は無理強いせず、少しずつ食べられるように進めた。食べることができた時はみんなで喜ぶ事により、子どもの自信へと繋がっていったと思う。

・2歳児は横割り保育で一斉に食べる経験をし、みんなで食べる楽しさも味わえた。

◎さくらんぼリズム

・2歳児の元気が有り余っているため、1歳児が給食を食べている間、ホールへ行きさくらんぼリズムを行う。はじめのうちは走り回り参加しない子どもも多かったが、繰り返すうちに子ども達からリクエストをしてくれるようになった。また、ホールのトイレで排泄をするようにしたことで、以上児のトイレにも自然と慣れることができた。

◎生活

・全ての活動において、無理強いせずに個々にあった対応を心掛けて過ごすようにしてきた。子ども達も個性豊かにゆったりと過ごせていたと思う。

・トイレットトレーニングでは個人差はあるが、職員間で話し合いながら子どもに無理のないように勧めることができた。友達のパンツに憧れて始める意欲が高まる子も多く、漏らした時も安心する言葉かけをする事で委縮することなく失敗を伝えてくれるなど、トイレへの不安を持つ子どもがいなかったように思う。

◎園外保育

・散歩を多く取り入れたことにより、並んで歩くことが上手になった。2歳児は手をつないで歩くようにしたことも、散歩に行く時にスムーズだった。