つきぐみ~1年間を振り返って~
◎絵画・造形あそび
・毎月折り紙ではなく自由画も取り入れることで、子ども達も無理なく制作を楽しめていた。自由遊びの時間に折り紙で遊ぶ姿が見られた。
・行事ごとの制作に様々な技法やはさみ、絵の具などを取り入れた。子ども自身がイメージしたものを自由に表現していた。
・4歳児の活動時に、自分の顔や体の絵を描く機会を作る。絵に対して苦手意識がある子は、保育士が一緒に取り組むことでイメージがしやすくなり、少しずつ自信を持っていった。
◎体育あそび
・体を動かすことが好きな子が多かったので、サーキット遊び・鉄棒・かけっこなどを取り入れていった。
・3歳児…戸外遊び時にケンケンやスキップ等を遊びの中に取り入れた。鉄棒にも意欲的で足抜き回りや前回りに挑戦する子もいた。
・4歳児…運動会に向けて、鉄棒・平均台・ケンケンパ等を活動の中に取り入れた。前回りができるようになった子は、逆上がりに挑戦する姿が見られた。友達に影響を受け、やってみようとする気持ちが生まれていた。運動会後は、月に2回の体操教室もあり、意欲的に取り組む姿が見られた。
◎音楽あそび
・4・5月頃から楽器に触れる機会を作る。様々な楽器の音を聴いたり、ミニ演奏会などをしたりと子ども達も音楽に親しみが持てるようになった。
・3歳児…歌が好きな子が多く、歌詞を覚えて様々な歌を歌った。発表会ではいつも遊んでいる楽器を使ったので、友達と音を合わせることを楽しんでいた。
・4歳児…季節の歌をリクエストすることが多く、歌うことの楽しさを味わっていた。6月頃からピアニカを取り入れた。始める前に指の体操を行い、指番号を覚えられるようにした。
◎食育
・自分たちで植えた野菜で給食を作ってもらい、喜びを感じていた。
◎さくらんぼリズム
・体操後に時間を作り、音楽に合わせて体を動かして遊んだ。4歳児が手本となり、3歳児は真似しながら覚えて一緒に楽しんだ
◎わらべうた
・毎月1回松尾先生に来ていただくことが子ども達の楽しみだった。4歳児が遊んだ内容を3歳児に伝え、一緒に遊んだ。
・前半は一緒に様々なわらべうたを取り入れ、後半は友達同士で楽しむ姿が見られた。
◎園外保育
・天気がいい日は、園周辺に散歩に出かけた。ペアの子を意識しながら歩いたり、自然に触れ合う機会を作った。
・3歳児は初めてのバスで喜びを感じていた。
◎まとめ
・4月当初は、初めての環境で緊張している子が多かった。わらべうたあそびやリズム遊びを多く取り入れて、楽しい環境を作ったことで、徐々に友達同士の関りが増えていった。
・トラブルもあったが、その都度、子どもと話してお互いの思いを伝えられるようにした。少しずつ自分の気持ちを伝えられるようになっていった。
・4歳児が3歳児をサポートする姿が多くみられた。困っている時も声をかけたり、どうしたらいいかを一緒に考えてあげる姿も見られた。ペアの子を意識して過ごすことで信頼関係や安心感につながった。
・運動会や発表会等、初めてのことにも意欲的に参加していた。練習と遊びの時間のメリハリをつけることで子どもたち自身も無理なく楽しくできた。